Ⅰテサロニケ 5章

 「だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行なうよう務めなさい。」(15節)

使徒パウロは、ローマ書でもこう言っています。
「悪に負けてはいけません。かえって、善を行うことによって悪に打ち勝ちなさい。」(12:21LB)
使徒パウロは、ユダヤ社会のエリートでしたが、そのような社会的地位も、キリストを信じたことによって失った人物でした。失っただけではなく、彼はあらゆる嫌がらせを受けるようになるのです。しかし、彼は、彼らに対して仕返しをするどころか、彼らの救いを願い、祈り、福音を伝え続けました。その理由をパウロはこう言っています。
「そうです。主であるキリスト・イエスを知っているという、途方もなくすばらしい特権と比べれば、ほかものはみな、色あせて見えるのです。」(ピリピ3:8LB)

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