「それから、あなたは顔を、包囲されているエルサレムのほうにしっかりと向け、腕をまくり、これに向かって預言せよ。」(7節)
LBでは、最初の部分をこのように訳しています。
「とにかく、エルサレムの包囲の様子を実演して見せるのだ。」
エゼキエルの預言の特徴は、視覚に訴えるものでした。映像を言語化することが難しいように、そのためにエゼキエル書は難解です。プロテスタント教会は、神のメッセージを視覚化することに否定的でした。そのため、カトッリク教会で発展した美術なども、否定的に受け止められてきました。しかし、今日の箇所を素直に受け止めるならば、神のメッセージを伝えるために、視覚に訴えるもの、絵画や映像(映画や劇他)などのメディヤも積極的に活用していくことが聖書的だと言えます。もっとも、私たちは十字架という映像を預言的に掲げています。イエス・キリストの十字架のメッセージを見せています。