「人の子よ。ツロはエルサレムについて、『あはは。国々の民の門はこわされ、私に明け渡された。私は豊かになり、エルサレムは廃墟となった。』と言ってあざけった。それゆえ、神である主はこう仰せられる。ツロよ。わたしはおまえに立ち向かう。」(2,3節)
エルサレムの崩壊を喜んだツロに対して、神が裁きを宣告しています。彼らもまた、紀元前332年、アレキサンダー大王によって滅ぼされます。ここでは、人の不幸を喜ぶ姿勢に対して、神が警鐘を鳴らしているとも言えると思います。たとえそれが自分の競争相手が自滅したということであったとしても、私たちはそれを喜ぶべきではありません。箴言にもこういう箇所があります。
「敵が苦しむのを喜んではいけません。失敗したからといって、うれしがってはいけません。そんなことをしたら神様が気を悪くし、彼らを罰するのをやめるかもしれません。」(24:17,18LB)