「キリストは、人としてこの世におられたとき、自分を死から救うことのできる方に向かって、大きな叫び声と涙とをもって祈りと願いをささげ、そしてその敬虔のゆえに聞き入れられました。」(7節)
私たちが見習うべき祈りの姿勢は、イエス様です。イエス様がどのように祈られたか、私たちはそれを心に留める必要があります。イエス様は、ご自身の問題をお弟子さんたちに分かち合って、心が軽くなるまで話しあったわけではありませんでした。イエス様は、人が経験する不安と恐れを神の前に注ぎだす祈りというのを実践して教えてくださいました。私たちもまた、「叫び声と涙とをもって」という心を注ぎだす祈りを神様に捧げているでしょうか。私たちは感情を誰かにぶつけて心を軽くするのではなく、神様に心を注ぎ、神さまに感情もぶつけ、祈ることが大切です。