「この宮のこれから後の栄光は、先のものよりまさろう。」(9節)
ハガイの時代に再建された神殿は、彼らが期待するような以前のような建物ではありませんでした。しかし、ハガイはこれからもっと素晴らしくなると言いました。人は建物や思い出に縛られる傾向があります。年を重ねるごとに、「昔は良かった」と思いやすい傾向があります。伝道者の書にもこういう箇所があります。
「昔の方がよかったのはなぜだろうかと言うな。それは賢い問いではない。」(7:10新共同訳)
神様は、ノスタルジーの神ではありません。私たちも過去に生きるのではなく、今に、生きることが大切です。これから、もっと素晴らしいことが起こる。「最高は、まだこれから」(The best is yet to come.)と、未来に向かっていくことが大事です。過去にも素晴らしいことがあったように、現在にもすばらしいことがあり、これから後に、もっとすばらしいことが待ち受けています。