「そこで私は、私と話していた御使いに尋ねた。「あの者たちは、エパ枡をどこへ持って行くのですか。」彼は私に言った。「シヌアルの地で、あの女のために神殿を建てる。それが整うと、そこの台の上に安置するためだ。」」(10,11節)
この箇所は、一般的に黙示録18章と関連するこの世の終わりに関する内容だと理解されています。「シヌアル」の地とはバビロンの地ということで、今のちょうど、イラクの地域を指します。ですから、多くの聖書学者たちは、今後、イラクがどう発展していくかに注目しています。また、バビロンの地とは、神に対抗してバベルの塔を建てた場所でもありますので、神に対抗する象徴と考える聖書学書もいます。特にエパ枡は、商業主義を指して、神よりも金をあがめることを意味していると理解されます。神に仕えるか、金に仕えるか、神に支配されるか、金に支配されるか、現代に生きる私たちにも問われています。