「愛する者よ。悪を見ならわないで、善を見ならいなさい。善を行なう者は神から出た者であり、悪を行なう者は神を見たことのない者です。」(11節)
このヨハネの言葉は、デオテレペス、悪を行なう者と、デメテリオ、善を行なう者という二人の人の間に出てきます。デオテレペスの問題をヨハネはこう説明します。
「自分を指導者として売り込もうとねらっているデオテレペスが、私の権威を認めず、私の忠告を聞き入れようとしないのです。(中略)彼がどんなにひどいことばで私たちを中傷しているかわかるでしょう。彼は、自分が旅行中の伝道者を歓迎しないばかりか、ほかの人にもそうさせないのです。」(9-10節LB)
伝道者をその立場に立てるのは神です。ですから、その伝道者の権威を認めないことは神の権威を認めないことでもあります。伝道者に対する尊敬心がある教会は祝福されています。そのような善を見習う必要があります。