「彼らは、神のしもべモーセの歌と小羊の歌とを歌って言った。「あなたのみわざは偉大であり、驚くべきものです。主よ。万物の支配者である神よ。あなたの道は正しく、真実です。もろもろの民の王よ。」(3節)
モーセは旧約聖書を代表する人です。小羊であるキリストは、新約聖書を代表する人となられた神の御子です。ですからこの「モーセの歌と小羊の歌」は、いつの時代でも、私たちが歌うように与えられた歌と言えます。この歌は、神がどのようなお方か、その告白です。その一つは、「万物の支配者である神」、「全能者である神」(新共同訳)です。私たちは、全能の神が共におられ、私たちを助けてくださり、見守ってくださるという歌を聞き、歌い続けることが必要です。黙示録は、そもそも、迫害下にあった教会に送られた書簡です。どんなにマイナスに見える状況の中でも、「どんなことでも神にはできる!」と歌うように語られているのだと思います。