「そして、彼を外に連れ出して仰せられた。「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。」さらに仰せられた。「あなたの子孫はこのようになる。」」(5節)
アブラムには、目に見える現実しか見えませんでした。そんな彼を、神は外に連れ出し、星空を見上げさせました。もちろん、アブラムが見た星空は都会の星空ではありません。街の灯りがない夜空ですから、天の川も見たかもしれません。アブラムは神のビジョンでその眼を満たしました。私たちも同じように、神のビジョンを見上げる必要があります。もちろん、自分がそれを実現しなければならないと気負うならば、それはしんどく感じると思います。ですから神はアブラムに言いました。
「わたしはあなたをカルデアのウルから導き出した主である。わたしはあなたにこの土地を与え、それを継がせる。」(七節新共同訳)
神は夢を与えただけでなく為し遂げられます。