「また、アビメレクはアブラハムに言った。「あなたはどういうつもりで、こんなことをしたのか。」」(10節)
神のしもべ、信仰の人、神の預言者と呼ばれる人が、異教徒の王によって咎められるという興味深い箇所です。神のしもべがこの世を前にして失敗することは悲劇です。アブラハムはアビメレクに対して、偉大な神の働きに関して語る機会を失ってしまいました。アブラハムから何を学べばいいのでしょうか。昨年、天に召されたマーリン・キャロザース先生がこんなことを言われています。
「悪の誘惑に抵抗するため、心から神の力を求める一方で、私たちにもしなければならないことがあります。一生涯、神の助けばかり求め続けているのに、自分の助けになることをしそこなっていることもあるからです。」「…すぐ祈り始めるのです‐自分たちのためではなく、人々のために祈ります。人々を助けてくださいと祈る人たちは、いつも、私を助けてくださいと祈る人より強い祈り手のようです。」
他者のために祈りましょう。