「そうしてアブラハムは、その場所を、アドナイ・イルエと名づけた。今日でも、「主の山の上には備えがある。」と言い伝えられている。」(14節)
神ご自身が、いけにえのための羊を用意されました。神は備え主、私たちの必要を備えてくださるお方です。興味深いことにこの「山」は「モリヤ」(2節)の山です。歴代誌第二にこういう記述があります。
「こうして、ソロモンは、主がその父ダビデにご自身を現わされた所、すなわちエルサレムのモリヤ山上で主の家の建設に取りかかった。彼はそのため、エブス人オルナンの打ち場にある、ダビデの指定した所に、場所を定めた。」(3:1)
もっともある学者は、アブラハムがイサクを捧げようとしたモリヤの山とは、イエスが十字架にかかられたゴルゴダのことだと言います。神はそのひとり子、イエスを十字架にかけられました。それは、イエスを信じる者が一人も滅びることなく、永遠のいのちを得るためです。