「ヤコブは眠りからさめて、「まことに主がこの所におられるのに、私はそれを知らなかった。」と言った。」(16節)
ヤコブは不安の中、石を枕に横になりました。そこで、天のはしごを見、天使が上り下りしているのを見ました。彼は、天が地に介入している光景を見たのです。彼は自分の未来を描くことができない、前が見えない状態でした。しかし、後ろを振り返ることもできませんでした。そこには、自分の命を狙う兄のエサウがいたからです。だから、先が見えなくても、前に進まなければいけませんでした。そのような不安の中、神はヤコブにご自身を現されました。彼のかたわらに立ち、彼に語られたのです。彼は思わず言いました。
「まことに主がこの所におられるのに、私はそれを知らなかった。」
見捨てられたような地、荒野にいても、天は開いていて、天使たちは上り下りしています。神はかたわらに立って、私たちを導いて下さいます。