「アヒトフェルはさらにアブシャロムに言った。」(1節)
アヒトフェルの助言は、「人が神のことばを伺って得ることばのようであった。」(16:23参照)と言います。そんな彼が、どうしてここまでダビデに対して敵対心をむき出しにしたのでしょうか。23章34節を見ると、彼にはエリアムという息子がいたことが分かります。そして、11章3節を見ると、エリアムの娘が、バテ・シェバであることが分かります。そして、このバテ・シェバの夫、ウリヤを戦死させるように命じたのはダビデでした。孫娘に対する一連のことによって、アヒトフェルの心にずっと苦々しい思いがあったことはたやすく想像することができます。アヒトフェルが怒るのはもっともなことです。ダビデがしたことを正当化することはできません。しかし、苦々しい思いは、相手ではなく私たちを破滅に導きます。「苦々しい思いから解放して下さい」