「主は彼に仰せられた。『あなたの手にあるそれは何か。』彼は答えた。『杖です。』」(2節)
神は私たちの手にすでにもっているものを用いて御業をなさるお方です。
モーセの手には杖がありました。
神はその杖を用いられました。
ペテロは漁師でした。
彼の手には網がありました。
神は彼の網を用いて人間をとる漁師とされました。
パウロは学者でした。
彼の手にはペンがありました。
神は彼のペンを用いてたくさんの手紙を書き残させました。
神は私たちに
「あなたの手にあるそれは何か」
と尋ねています。
私たちの手には何があるでしょうか。
たとえそれが自分で努力して体得した技術だったとしても、それは神の賜物です。
なぜなら、努力できる環境も神が与えてくださったものだからです。
ですから、神は私たちに問われます。
「あなたの手にあるそれは何か?」
「主よ、示してください。私の手にあるものを。そして、私を用いてください。」