「あなたも、あなたといっしょにいるこの民も、きっと疲れ果ててしまいます。このことはあなたには重すぎますから、あなたはひとりでそれをすることはできません。」(18節)
責任感が強い人は、何もかも自分一人でなんとかしなければと思います。しかし、一人でできることは限られています。私たちは協力者を見つけ出し、一緒にやっていくということを学ぶ必要があります。そうでなければ、自分も潰れ、周りも疲れ果ててしまうということになりかねません。使徒パウロは言いました。「互いの重荷を負い合い、そのようにしてキリストの律法を全うしなさい。」「人にはおのおの、負うべき自分自身の重荷があるのです。」(ガラテヤ6:2,5)一見、矛盾して聞こえますが、原文では「重荷」と訳された単語が違います。五節の「重荷」は「リュックサック」とも訳せる言葉です。つまり、それぞれが負うべき自己責任の重荷と、一人では負えない重荷があります。