「私の神によって私は城壁を飛び越えます。」(30節) ある注解書でこう訳しています。「私の神と一緒ならば、私はどんな壁も飛び越 えることができる。(WBC)」ダビデは、「神様と一緒ならば、どんな壁も飛び 越えることができる」と晩年に告白しています。それは逆を言えば、いろいろな 壁に頭をぶつけてきたという意味でもあると思います。ダビデはいろいろな壁に ぶつかって、自分の小ささを体験する中で、膝を屈めることによって神が一緒な ら大丈夫ということを確信していったのだと思います。数年前に召されたリッ チ・モーリンズというクリスチャン・シンガーがこんな歌を歌っています。 「委ねることが自然にできない。あなたが与える私に必要なものをとるよりも、 むしろ本当は欲しくない何かのためにあなたと戦ってる。それで、何度も頭を壁 にぶつけ、崩れ落ち、膝をかがめる・・・イエス様、私を抱きしめて。葉っぱの ように揺らいでるから。」