「宮が素晴らしい石や奉納物で飾ってあると話していた人々があった。するとイエスはこう言われた。『あなたがたが見ているこれらの物について言えば、石がくずされずに積まれたまま残ることのない日がやってきます。』」(5-6節)
ヘロデ大王が大改修し、豪華絢爛に造ったエルサレム神殿は目を見張るような素晴らしさであったと言われています。外壁だけをみても現存する切り石としては世界最大、長さ12メートル、推定400トンの巨大な建造物は、きっと当時の人々に神殿の永遠性を印象付けたことでしょう。しかし、イエス様はこの神殿の終わりを預言しました。事実、紀元七十年にローマ軍によって完全に破壊されてしまいます。ただ、この預言とともに、イエス様はそこから救われる方法も合わせて伝えています(20‐21節)。わたしたちも注意深く聖書の御言葉を聞き、神様のメッセージ受け取りたいものです。