「あなたはイスラエル人に言わなければならない。イスラエル人、またはイスラエルにいる在留異国人のうちで、自分の子どもをモレクに与える者は、だれでも必ず殺さなければならない。この国の人々は彼を石で打ち殺さなければならない。」(2節)
この章には、死刑に値する道徳的行為に関して記されています。「自分の子どもをモレクに与える」というのは、当時、カナンの地で行われていた赤ん坊をカナンのカミにいけにえとして殺して捧げるという行為のことです。もし、そのような事が許されてしまうのならば、イスラエルの社会はもっと混乱していたことでしょう。それから霊媒など、オカルトに関しての言及もあります。これらは皆、人を破滅に追いやるものです。神はイスラエルの国を守るために、これらのものから引き離す必要がありました。どんなに力があるように見えても、これらの類は避ける必要があります。