レビ記 24章

「骨折には骨折。目には目。歯には歯。人に傷を負わせたように人は自分もそうされなければならない。」(20節)

償いの義務に関する有名な律法ですが、キリストは本当の意味をこう語っています。

「『目には目で、歯には歯で。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。」(マタイ5:38,39)

もともとレビ記で言いたかったことは、度を超えた復讐の制限でした。復讐の連鎖は何も生み出さないからです。キリストは自分を嘲る人々に嘲り返すことはしませんでした。自分に唾を吐く人に、唾を吐き返しませんでした。自分を裏切った人々に、裏切り返すことはしませんでした。ご自分を否定し、無視する人類を救うために十字架の上で死んで下さいました。

「悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」(ローマ12:21)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です