「もし互いにかみ合ったり、食い合ったりしているなら、お互いの間で滅ぼされ てしまいます。気をつけなさい。私は言います。御霊によって歩みなさい。そう すれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。」(15,16節) ガラテヤの教会は、偽教師の問題がありました。彼らは使徒パウロの使徒職を疑 わせ、パウロが語る恵みの福音を否定し、旧約聖書に記された律法を守らなけれ ば救われないと教えました。その結果、ガラテヤの教会の内部でパウロの側に立 つ人々と、偽教師の側に立つ人々で対立が起こりました。しかし、パウロは戦う ことを勧めませんでした。パウロが与えた解決策は、聖霊によって歩むことでし た。聖霊なる神様に動機付けられ、聖霊なる神様の導きに生きることでした。自 分がどう思うか、自分がどう感じるかと言った自己中心的な欲望に導かれるので はなく、聖霊なる神様の導きを求めて生きるということでした。「聖霊様、導い てください。」