「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」(33節)
今日の箇所は十字架にかかられる直前のイエス様が、弟子たちに語られた最後の言葉だと言えると思います。異端の特徴の一つに、繁栄を過度に強調するということがあげられます。聖書は、祝福をもちろん語っていますが今日のイエス様の言葉を見るならば、この地上の歩みにおいては困難なことに直面することがあることを忘れてはいけません。うまくいっていないときは祝福されていないのだ、ということではなく、どのような状況に置かれても、神様の視点を持ってその御手にすべてをおゆだねすることが出来ることこそ、わたしたちキリスト者の最大の祝福だと思います。イエス様の勝利の中に、わたしたちは平安を見出すのではないでしょうか。