「そこでモーセは車と雄牛とを受け取り、それをレビ人に与えた。車二両と雄牛四頭をゲルション族にその奉仕に応じて与え、車四両と雄牛八頭をメラリ族に、祭司アロンの子イタマルの監督のもとにある彼らの奉仕に応じて与えた。しかしケハテ族には何も与えなかった。彼らの聖なるものにかかわる奉仕は、肩に負わなければならないからである。」(7‐9節)
幕屋に携わるレビ族は三つのグループに分かれていました。神は「それぞれの奉仕に応じて渡せ」と命じ、ゲルション族は車二両と雄牛四頭が与えられました。メラリ族には車四両と雄牛八頭、ケハテ族にはなんと、何も与えられなかったとあります。一見、不公平な分配に見えます。しかしそれぞれに割り当てられた仕事を見る時に、「その奉仕に応じて与えた」ということが分かります。不公平と思う前に、
「人にはおのおの、負うべき自分自身の重荷があるのです。」(ガラテヤ6:5)
ということ心に留めたいと思います。