民数記 34章

「イスラエル人に命じて、彼らに言え。あなたがたがカナンの地にはいるとき、あなたがたの相続地となる国、カナンの地の境界は次のとおりである。」(2節)

イスラエルの人たちはまだ、約束の地に入っていませんでしたが、神は境界線を引くように命じました。グローバル化の流れの中で、境界線という概念は否定的にとられやすいものだと思いますが、聖書的には大切な概念でもあります。境界線を引くことは、私たちの人生のためにも必要なことです。もし、境界線を引かずに生きようとしますと、周囲の人に操られてしまいます。聖書は言います。

「神は、ひとりの人からすべての国の人々を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、その住まいの境界とをお定めになりました。」(使徒17:26)

すべてに時があり、自分が関わることができる範囲があります。ですから、周りに合わせるのではなく、神のみこころを求め、祈りつつ歩むことが大事になります。

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