「自分の手もとに置き、一生の間、これを読まなければならない。それは、彼の神、主を恐れ、このみおしえのすべてのことばとこれらのおきてとを守り行なうことを学ぶためである。」(19節)
当時イスラエルの国に王はいませんでした。しかし、周囲の国々にならって王を立てるようになることを、神はご存知で、14節以下に王の資格を与えています。王は主の選ぶ者でなければなりませんでした。馬を増やさない、つまり、神以外のものに依存するような人ではいけませんでした。多くの妻や、財産を増やしてはいけませんでした。ソロモン王はこのすべてを破りました。さらにもう一つ、王の資格がありました。それは、聖書を自分の手もとにおき、一生の間、読み続けることでした。ソロモン王が晩年に記した伝道者の書はこのようにまとめられています。
「すべてに耳を傾けて得た結論。『神を畏れ、その戒めを守れ。』これこそ、人間のすべて。」
聖書を手離さなければ主に立ち帰ることができます。