「思い起こしなさい。あなたがエジプトで奴隷であったことを。そしてあなたの神、主が、そこからあなたを贖い出されたことを。だから、私はあなたにこのことをせよと命じる。」(18節)
神様がイスラエルの人々に他者を顧みるように命じられた理由は、彼らがただ神様の恵みによって、エジプトの苦役から救い出されたからです。自分の苦しめられた経験を忘れてはいけないということです。痛みを知っているのだから、その痛みを重くしないようにやさしくすることが大切であるということです。そのことをよく理解していた使徒パウロは言いました。
「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。」(Ⅱコリント1:4)
私たちは、神様の恵みによって苦難を乗り越えることができたことを忘れずに、励ましあうことが大切です。