「そこでステパノは言った。「兄弟たち、父たちよ。聞いてください。私たちの父祖アブラハムが、カランに住む以前まだメソポタミヤにいたとき、栄光の神が彼に現われて、」(2節)
初代教会の執事(教会役員)の一人、ステパノは、イエス・キリストの福音を宣べ伝えたために捕えられ、議会にひっぱられて行きました。ステパノは、アブラハムから、すなわち、創世記からはじめて、旧約聖書全体の話をしました。
「主であるわたしは変わることがない。」(マラキ3:6)
と言われるように、神様の人類に対する取り扱いの原則は変わることがないと言っているようです。そして言います。
「かたくなで、心と耳とに割礼を受けていない人たち。あなたがたは、先祖たちと同様に、いつも聖霊に逆らっているのです。」(51節)
残念なことは、それを聞いた人々は、悔い改めることなく、はらわたが煮え返り、石を投げつけステパノを殺してしまったということです。