「数日後、ペリクスはユダヤ人である妻ドルシラを連れて来て、パウロを呼び出し、キリスト・イエスを信じる信仰について話を聞いた。しかし、パウロが正義と節制とやがて来る審判とを論じたので、ペリクスは恐れを感じ、「今は帰ってよい。おりを見て、また呼び出そう。」と言った。」(24,25節)
使徒の働きの22章から26章まで裁判の記事が続きます。22章で、パウロは民衆の前で弁明し、23章で、サンヘドリンというイスラエルの宗教的指導者たちを前に弁明します。24章は総督ペリクス、25章では総督フェスト、26章ではアグリッパ王の前で裁判が行われます。裁判の場がパウロにとって福音宣教の場でした。総督ペリクスはパウロから「キリスト・イエスを信じる信仰について」、直接、話を聞きました。しかし、彼は、「恐れを感じ」、「おりを見て」と、信じる機会を逃してしまいました。「おりを見て」いると機会を失います。
今日は主の日。主に礼拝を捧げましょう。