「ことばが少なかろうと、多かろうと、私が神に願うことは、あなたばかりでなく、きょう私の話を聞いている人がみな、この鎖は別として、私のようになってくださることです。」(29節)
使徒パウロはアグリッパ王たちを前にして弁明をしました。それはパウロの証でした。彼の宣教活動は、
「天からの幻に従った」
のだと言いました。アグリッパ王は言います。
「お前は短時間で私を説き伏せて、キリスト者にしようというのか。」(28節岩波)
それに対してパウロは言いました。
「私が神に願うことは、あなたばかりでなく、きょう私の話を聞いている人がみな、この鎖は別として、私のようになってくださることです。」
パウロは囚われの身でした。しかし、パウロは、キリストを信じて生きていることに、後悔するどころか、幸いを感じていました。だから、パウロは
「わたしのようにクリスチャンになってください」
と、堂々と言いました。
パウロはキリストと共にある幸いに生きていたのです。