「・・・このとき、ヨアシュの子ギデオンはミデヤン人からのがれて、酒ぶねの中で小麦を打っていた。主の使いが彼に現われて言った。『勇士よ。主があなたといっしょにおられる。』」(11,12節)
ミデヤン人の目を避けて、酒ぶねの中でこっそりと麦を打っていた小心なギデオンの前に主の使いが現れて言いました。
「勇士よ。主があなたといっしょにおられる。」
ギデオンは自分が勇士だと思っていなかったことは明らかです。実際彼は、自分がどんなに価値のない小さな存在かを告げます。服部師は、
「神の召命に応える者にとって、それがどのような事情の下であったとしても、神が共にいてくださるという神の約束こそが、どのような物質的な保証や約束よりも尊いのであり、力強い支えなのである。」
と言います。聖書は言います。
「神は、おくびょうの霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊をわたしたちにくださったのです。」(Ⅱテモテ1:7新共同訳)