「彼もまた着物を脱いで、サムエルの前で預言し、一昼夜の間、裸のまま倒れていた。このために、「サウルもまた、預言者のひとりなのか。」と言われるようになった。」(24節)
サウル王のダビデへの嫉妬は、ダビデ殺害への追撃と変わりました。ダビデはサムエルがいるラマに行き、サウルが自分にしたこといっさいをサムエルに話しました。ダビデに油を注いだのもサムエルですが、サウルに油を注いだのもサムエルです。どんなに複雑な思いだったでしょうか。サウルはその知らせを聞くと、殺害の思いに駆られてサムエルのもとに来ました。サウルを王として奮い立たせた同じ主の霊は、その終わりを示すがごとくサウルに臨みました。サウルが「着物を脱いで」ということは、王服を脱がされたということです。そして、サムエルの前に倒されました。彼は悪を行うことが出来ませんでした。同じ主の霊が、私たちが、私たちの周りの人を傷つけることから守って下さいますように。