「それは何よりです。私に下さい。」(9節)
箴言29章25節にこういう箇所があります。
「人を恐れるとわなにかかる。」
サウルを非常に恐れたダビデはゴリアテを倒した剣を、
「それにまさるものはない。それをください。」(新共同訳)
と受け取ります。しかし、皮肉にも、剣を手にしたダビデに不安がつきまといます。榎本師は言います。
「彼の心が神から物に移ったとき、神にではなく、物に平安の根拠を求めたとき、彼は不安のとりこになってしまったのである。」
箴言は続けてこう記します。
「しかし主に信頼する者は守られる。」
榎本師は言います。
「しっかりと神により頼もうとするとき、私たちは何ものをも恐れない。しかし、ひとたびその目がこの世の物に移り、ゴリアテのつるぎを『それにまさるものはない』と思うようになるとき、その日私たちは不安のとりこになってしまう。」
今日は主の日。主に信頼し、共に礼拝を捧げましょう。