「それにしても、神ははたして地の上に住まわれるでしょうか。実に、天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして、私の建てたこの宮など、なおさらのことです。」(27節)
ソロモン王は、天地万物を造られた神を人が建てた建物に制限できるようなお方ではないことを認識していました。人は有限ですが、神は無限だからです。しかし、人は神を狭い人間の概念の中に納めようとします。人が建てた建物に制限できないように、人が考えた概念に神を制限することはできません。神は言われます。
「天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。」(イザヤ55:9)
しかしソロモン王の神殿は、人々が無限の神と出会うことが出来る場所となりました。私たちも聖書を通して無限の神を知り、無限の神の思いを知り、無限の神に出会うことができます。