「主は仰せられた。『外に出て、山の上で主の前に立て。』すると、そのとき、主が通り過ぎられ、主の前で、激しい大風が山々を裂き、岩々を砕いた。しかし、風の中に主はおられなかった。風のあとに地震が起こったが、地震の中にも主はおられなかった。地震のあとに火があったが、火の中にも主はおられなかった。火のあとに、かすかな細い声があった。」(11,12節)
神は激しい大風の中など、ドラマティックな超自然的な現象の中におられると思います。しかし、「かすかな細い声」、「静かにささやく声」(新共同訳)で、神はエリヤに語られました。激しい大風や火の中で語られることを期待するがゆえに、聞くことができないということはないでしょうか。静まって、神の御声に耳を傾ける時間は大切です。超自然的に神が語られることを期待するよりも、静かに聖書を開き、今も、「静かにささやく声」で語りかける神の御言葉に心を向けましょう。