「主はこう仰せられる。『あなたはこのおびただしい大軍をみな見たか。見よ。わたしは、きょう、これをあなたの手に引き渡す。あなたは、わたしこそ主であることを知ろう。』」アハブが、「それはだれによってでしょうか。」と尋ねると、その預言者は言った。「主はこう仰せられる。『諸国の首長に属する若い者たちによって。』」アハブが、「だれが戦いをしかけるのでしょうか。」と尋ねると、「あなただ。」と答えた。」(13,14節)
アハブはどうしようもない悪い王でした。しかし、神は、イスラエルの人々を救うためにアハブを用いると言われたのです。神の恵みの世界は私たちの理解をはるかに超えています。ふさわしくないアハブにもう一度チャンスを与えて、主こそ神であることを知らせるというのです。もしかしたらアハブは自分なんかを神は用いないと思って「だれが?」と尋ねたのかもしれません。しかし主は「あなただ。」と言われました。