「ついでエリシャは、「矢を取りなさい。」と言った。彼が取ると、エリシャはイスラエルの王に、「それで地面を打ちなさい。」と言った。すると彼は三回打ったが、それでやめた。」(18節)
「地面を打ちなさい」と言われて、何度も地面を打つ人は稀だと思います。三回で止めたイスラエルの王に対してエリシャは怒って言いました。
「あなたは、五回、六回、打つべきだった。そうすれば、あなたはアラムを打って、絶ち滅ぼしたことだろう。しかし、今は三度だけアラムを打つことになろう。」
この時代、戦いが一度や二度で決着がつくことは稀でした。決定的に勝利するためには、五回、六回、勝ち続ける必要がありました。イスラエルの王は、そのことを知りながらも、三回で止めてしまったのです。
「この位でいい」
と。
「これ以上は続けられない」
と。
しかし、主は、
「やめてはいけない」、
「打ち続けなさい」
と言います。