「ヨアシュは、祭司エホヤダが彼を教えた間はいつも、主の目にかなうことを行 なった。」(2節) ヨアシュ王は祭司エホヤダが生きている間は、神様を喜ばせようと一生懸命に 努力しました。しかし、歴代誌第二を見るとこうあります。「エホヤダが死んで 後、ユダのつかさたちが来て、王を伏し拝んだ。それで、王は彼らの言うことを 聞き入れた。」(24:17)ヨアシュは自分を伏し拝む人々によって傲慢に なってしまったのか、結局、自分にひれ伏す高官たちに操られてしまいます。そ の時、祭司エホヤダの子ゼカリヤに聖霊が臨みました。「なぜ神様の戒めに背い ているのか、神様は、そのわけを知りたいと言っておられる。こんな状態では、 何をしても失敗に終わるだけだ。」(20節LB)傲慢になってしまったヨア シュ王は、彼に対して愛と忠誠を尽くした祭司エホヤダの子ゼカリヤの言葉にも 耳を傾けられなくなってしまいました。学ぶ心を失うことは、恐ろしいことです。