「アダム、セツ、エノシュ、」(1節)
歴代誌第一の一章から九章までは、系図が記されています。この系図の驚く所は、人間の祖先であるアダムからはじまることです。私たち人間のルーツは、結局、アダムにあります。すべてはアダムからはじまりました。神はアダムを造り、アダムを愛しました。しかしアダムは神を軽視し、神に背を向けてしまいました。そしてその罪が代々と受け継がれていくのです。ここに並べられた人名を見るときに、神があきらめずに関わりつづけようとされていることに驚きを覚えます。こんなに沢山の世代の間、神は忍耐し、愛を与えつづけたのです。この系図は、ダビデの時代で終わりますが、今も続いています。神の忍耐は尽きることがありません。尽きるどころか、罪を赦すためにキリストを遣わしたところに、私たちは驚くばかりの愛を感じます。「神様、あなたの愛と忍耐を感謝します。」