「その夜、神がソロモンに現われて、彼に仰せられた。『あなたに何を与えようか。願え。』」(7節)
聖書の神は私たちに「願え」とおっしゃられるお方です。しかし、アラジンのジーニーとは違います。私たちのしもべとなって願いをかなえてくれる都合のいい存在ではありません。神は神であり、私たちの願いをきかなければいけないという意味ではありません。しかし、神は「願え」とおっしゃってくださるお方、私たちの祈りに答えてくださるお方です。実際神様は、ソロモンの祈り以上に答えられました。
「あなたが富をも、財宝をも(中略)求めず、むしろ、私があなたを立てて私の民の王としたその民をさばくことができるようにと、自分のために知恵と知識を求めたので、その知恵と知識とはあなたのものとなった。そのうえ、私はあなたの前の、また後の王たちにもないほどの富と財宝と誉れとをあなたに与えよう。」(11,12節)