「あるとき、私は夜中に起きた。ほかに数人の者もいっしょにいた。しかし、私の神が、私の心を動かしてエルサレムのためにさせようとされることを、私はだれにも告げなかった。また、私が乗った獣のほかには、一頭の獣も連れて行かなかった。」(12節)
神からの思いが与えられたからと言って、何も考えずに行動すればいいというわけではないことがネヘミヤの行動から分かります。彼の行動はまず、祈りから始まります。そして、人々にその計画を明らかにする前に、自分でまず下調べをしています。彼は
「天の神ご自身が、私たちを成功させてくださる。」(20節)
と言い、
「私の神が、私の心を動かして」
と言います。しかし、彼は自分でやるべきことを、計画的に行っていました。信仰に生きることは理性を捨てることではありません。祈ることと考えることは相反することではありません。彼はまた
「夜中に起きた」
と言います。神のために犠牲を払う姿勢も大切です。