「その夜、王は眠れなかったので、記録の書、年代記を持って来るように命じ、王の前でそれを読ませた。」(1節)
エステルが一日ずらした結果、王はその夜、眠れなくて、記録の書、年代記を読ませました。その時、ユダヤ人モルデカイの記録を聞きました。そして、自分が何もしていなかったことに気づかされます。そして、モルデカイを殺害しようと企んできたハマンに、モルデカイに逆に栄誉を与えるという大ドンデン返しが起こります。これらが一夜にして起こったというところに私たちは心を留める必要があると思います。私たちは不安の中で、眠れない夜を過ごす時も、
「眠っている間に、このように備えて下さる」(詩篇127:2)
神に目を向ける必要があると思います。一夜にして状況を変えることができた神は今も生きておられます。ですから詩人は歌っています。
「夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。」(詩篇30:5)