「私にかまわないでください。私はわずかでも明るくなりたいのです。」(20節)
苦しみの中にあるヨブの叫びに、共感できるものがたくさんあると思います。ヨブは、わずかでも明るくなるために、神に
「かまわないでください」
と言いました。ヨブが心底そう思ったかはわかりませんが、そう言いたくなった気持ちは分かります。問題の中で、人はどうして神から離れようとしてしまうのでしょうか?もちろん、人は誰もが神を必要としています。それなのに何が私たちを神から遠ざけてしまうのでしょうか。「結局、自分の力では神に認められない」と悟る時、「それならもういっそ、かまわないで欲しい」と開き直ってしまうからではないでしょうか。私たちはヨブとは違い、イエス・キリストの十字架を見上げることができます。イエス・キリストの十字架は私たちに、神は今も生きて働かれ、希望の朝、復活の日が待っていることを示します。神の介入を求めましょう。