「知れ。神はあなたのために、あなたの罪を忘れてくださることを。」(6節)
このヨブの友人ツォファルの言葉の何が問題なのでしょうか。問題は、彼が自分を棚上げにしてヨブを罪人扱いしたことでした。ヨブは、神が認める潔白な人だったのです。しかし、彼はヨブが何か悪いことをしなければ、こんなことが起こるはずがないと悔い改めを迫ったのです。この世にはそのような考え方があります。不幸が起こるのは、何かしら理由がある。高いお金を払って供養をしなければいけないとか、修行をしなければとか、何かを買って償わなければいけないとか…。この世の新興宗教は、人間の弱みにつけこんできます。しかし、イエス・キリストは、言います。
「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」(ヨハネ9:3)
イエス・キリスは私たちの罪のために死んでくださいました。イエス・キリストを信じる者が罪の宣告を受けることはありません。