「神があなたがたを調べても、大丈夫か。あなたがたは、人が人を欺くように、神を欺こうとするのか。」(9節)
ヨブの友人たちの問題は、自分を棚上げにして神の代弁者のようにヨブを有罪だと責めていたことでした。そんな友人たちに対してヨブは言います。
「神様は一度だって、あんたたちの言っているようなことを口になさらないのに、それでもなお、神の代弁者面をするつもりか。」(7節LB)
そしてヨブは、神を恐れていたら、こんなことができるはずがないと言います。私たちは、神の代弁者のように誰かを責める思いがあるならば、このヨブの言葉を心に留める必要があります。
「神があなたがたを調べても、大丈夫か。」
神は私たちに神を弁護して欲しいと願っているわけではありません。神が被告人で私たちの弁護を必要としているのではありません。神が願われているのは、私たちが弁護者になることではなく、まことの弁護者、イエス・キリストを指し示すことです。