うめの悲劇

 ワクワクしながら今年も梅の花を眺めていました。毎年教会の駐車場入り口にある小さな梅の木は、特にここ数年鈴なりに実をつけ、婦人会の皆さんと収穫するのを心待ちにしていました。たくさんの梅の花に、今年の収穫を大いに期待していたのですが、何ということでしょう。テントウムシの大繁殖によりたった一つしか実を付けなかったのです。ショックです。でもよくよく考えてみるといつも別段手入れをしていたわけでもなく、今年手入れを怠ったという訳でもなく、一言で言うと『仕方ないな』という所でしょうか。きっとこういうヨベルの年のような時期も必要なのでしょう。人生においても、ものすごく頑張ったのに報われない時、たいしてやってないのにうまくいくときがありませんか。そのすべての「時」が神様の御手の中にあること認めるなら、じたばたせず、かといってあきらめることもなく、主の「最善の時」を希望をもって待つことが出来るのだと思います。葉っぱの上に残ったたくさんのテントウムシの抜け殻を見ながら、そんなことを考えていました。(小山晶子牧師夫人)

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