「国々の中で言え。「主は王である。まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはない。主は公正をもって国々の民をさばく。」」(10節)
詩人は言います。
「主に歌え。御名をほめたたえよ。日から日へと、御救いの良い知らせを告げよ。」(2節)
「御救いの良い知らせ」は10節にあります。
「主は王である。」
人ではなく、主(ヤハウェ)なる神が王となられること、すなわち神ご自身が統治される神の御国こそが本当の救いです。それが、まさにこの世界の終わりにもたらされることです。しかし、同時にイエス・キリストはこう言われました。
「しかし、わたしが神の指によって悪霊を追い出しているのなら、神の国はすでにあなたがたのところにきたのである。」(ルカ11:20口語訳)
神の国の王、神の御子、イエス・キリストよって神の国、神の支配はすでにこの世界にもたらされています。だからイエス・キリストの十字架の死と復活を伝えることが福音を告げることです。