「幻がなければ、民はほしいままにふるまう。しかし律法を守る者は幸いである。」(18節)
新共同訳では前半部分をこう訳しています。
「幻がなければ民は堕落する。」
「幻」は、いわゆる「ビジョン」だと考えることができますが、英語の訳で「啓示」と訳しているものもあるように、これは「天からのビジョン」という意味です。神様からのビジョンがなければ人は堕落してしまう、人はわがままになってしまうということです。ですから、私たちは常に、神様のみこころは何か、神様のビジョン、天からのビジョンを求めて生きていく必要があります。興味深いことに後半部分を新共同訳ではこう訳しています。
「教えを守る者は幸いである。」
神様からビジョンは、聖書の教えの中にあります。ですから、日々、聖書を読む中で、神様のビジョンを受け止めて、そのみことばに生きることが大切です。