「貧しくても知恵のある若者は、もう忠言を受けつけない年とった愚かな王にまさる。」(13節)
この箇所のポイントは年齢ではなく「知恵」です。年を重ねて人の忠告に耳を傾けられなくなってしまった王よりも、経験がなくても学ぶ意欲のある貧しい若者のほうがましだと言うのです。私たち人間は気をつけないと、経験を積んだ分、さまざまなことを知った分、何でも分かってしまったかのように、裸の王様のようになって、聞く耳がなくなってしまう傾向があります。いつも謙遜に聞く姿勢を持たなければいけないというのが、この箇所が教えている知恵です。これは信仰生活にも起こりうることです。信仰生活が長くなると、何でも分かっているかのように錯覚し、メッセージを謙虚に聞けなくなってしまったりする危険があります。謙遜に聞く耳を持つことは大事なことです。今日は主の日。共に主に礼拝を捧げましょう。