「同じ結末がすべての人に来るということ、これは日の下で行なわれるすべての事のうちで最も悪い。だから、人の子らの心は悪に満ち、生きている間、その心には狂気が満ち、それから後、死人のところに行く。」(3節)
LBではこう訳しています。
「すべての人に同じ結末がくるとは、なんと不公平でしょう。だからこそ、人は正しく生きようとはせず、常軌を逸した道を選ぶのです。待ちかまえているのは死だけですから、希望などありません。」
伝道者の書のキーワードは
「日の下」
ですから、
「この世をすべてと考えると」
という前提があります。
人は死亡率100%ですから、どんなに正しく生きた人にも、どんなに悪く生きた人にも、等しく死は訪れます。
しかし、死から復活されたキリストは、同じ結末ではない、永遠の世界があることを証明されました。そして、永遠の神の国に生きるように人々を招かれました。私たちは日の下に生きながらも、神の国に生きることができます。