「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(13節)
LBではこう訳しています。
「これが私の最終的な結論です。神を恐れ、その命令に従いなさい。これこそ人間の本分です。」
つまり、この伝道者の書を通して、ソロモン王が導かれた最終的な結論はこれです。
「私は人ができるすべてのことをやってみた。人生の答えは、快楽の追求でもなければ、権力の追求でもなく、ましてや、所有物の追求でもなければ、知識の追求でもない。人生の意味は、神への畏れの中にある。」
伝道者の書のキーワードは「日の下」です。神を抜きに考えるとすべては「空の空」であるということです。ですから、神を認め、神を恐れ、聖書のみことばを守って生きることが本来あるべき人間のあるべき姿となります。そうする時に、人生に意味を見出し、豊かな人生を歩むことができると言うのです。