マタイ 1章

「彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現われて言った。「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」」(20,21節)

神の御子イエス・キリストが、完全な人としてこの世に来られるためには、人の子として生まれる必要がありました。キリストは、ヨセフとマリヤの子としてこの世に生まれました。聖霊によってマリヤの胎に宿ったがゆえ、ヨセフの心は複雑でした。また、結婚前に身ごもりましたので、当時の律法ではマリヤは死刑になる恐れもありました。そんなヨセフのところに主の使いが夢に現れ、ヨセフは

「主の使いに命じられたとおりに」(24節)

したとあります。この信仰がクリスマスの背景にあることを私たちは忘れてはいけないと思います。

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